プロがたどり着いたストレスフリーのキッチン収納

「キッチンが片づかなくてイライラ」「整頓したのにすぐに家族がグチャグチャにする」

そんなお悩みはありませんか?

片づけ収納マイスター認定講師の宝生多美(たからぎ たみ)さんもかつてそんな悩みを持っていました。

子どもからお年寄りまで3世代7人で住んでいたため毎日探し物ばかり。

ところが今では「探し物なしのスッキリ収納」を実現し、ご自宅を収納レッスンの場として開放、収納方法を教えています。

宝生先生のご自宅のキッチン

今回は宝生先生がご自宅で実践されている、ストレスフリーで使いやすいキッチン収納をご紹介します。

 

食品の収納 4つのポイント

1.収納アイテムをそろえる

シンク後ろの縦長の収納庫に食品を収納している宝生先生。
同じメーカーの収納アイテムを使い、色・高さ・材質をそろえてスッキリ見せます。
雑然としがちな物は揃いのファイルボックスにまとめ、前後を逆にして置きます。
中身が見えない上、背側に開いた穴に指をかけて引き出せるのでとても便利なのだそう。

 

2.ラベリングはわかりやすく

収納アイテムにラベリングは欠かせませんが、これを長続きさせるには手軽さが重要です。

宝生さんには次のようなラベリングのルールがあります。

  • 宝生先生流ラベリングのルール
  • マスキングテープを使う。油性ペンで書いても下移りせず、貼ったりはがしたりがしやすいため。
  • テープは好きな色に揃える。
  • 大きな字で書く。子どもやお年寄りが見やすいように。
  • 略さず、平仮名やカタカナで書く。pasta等の表記はカッコいいですが、子供やお年寄りは読めません。家族全員が読めないと収納はすぐにグチャグチャになります。

3世代7人家族全員が使いやすいように考えられたルールです。

 

3.重い物は下、軽い物は上

「収納は見た目のきれいさよりも、安全であることが重要です」と宝生先生。

重いものは下の段、軽いものは上の段と決めています。
缶や瓶等は万が一落ちてきても大怪我にならないよう、肩より下を徹底しています。
収納庫の上には乾物やカップ麺など、軽いものを置きます。

 

4.置く場所と量を徹底管理

物を常に管理することが大切、と宝生先生は言います。

「家族が使うモノはすべて定位置を決め、一度決めたら徹底して守ります。
変更する場合は理由と新しい場所を家族に伝えます。
そうしないと家族が混乱し余計な探し物が増えてしまいます。

そしてそこに置けるだけの量、定量をキープします。
定量よりモノが増えると別の場所に一時置き場を作るようになり、その一時置き場があちこちに生まれて結果的にモノが散乱します。

ここに入れる量はこれだけ!と決め、それ以上増えないように常に管理、定管理をします」

定位置・定量・定管理が宝生先生のルールです。

 

毎日使う鍋の収納にも一工夫

普段使いの鍋はすぐに取り出せるように

鍋類はシンク下の引き出しに立て、取り出しやすく戻しやすくしています。
コンロが収納場所の右側にあるために右からよく使う順に鍋を入れます
フタは1番左にまとめて入れています。

小物類の収納

小物類は食品棚の下にある引き出しに収納しています。

ふきんやタオルは立てて

タオルやふきん類は取り出しやすいように輪の部分を上にして立てます。

置けるだけの量を守り、1枚買ったら1枚は処分を徹底します。

 

消耗品はバラして

ラップやジッパー付きバッグ、ゴミ袋等の消耗品も立てて収納。

ポイントは買ってきたまま収納するのではなく、すべて箱や外袋から出して入れます

「一見手間のようですが、買ってきたまま入れると使う度に箱を取り出し、中身を箱から出し、箱を戻すと無駄な手間と時間がかかります。
その無駄を省くために最初にすべて出してしまえば、結果的に大きな時間の無駄や手間を省けます」

 

毎日使うモノはワンアクションで

お弁当のグッズやビニール袋、輪ゴム等頻繁に使う物はワンアクションで取り出せるようにします。

引き出しに浅いトレーを入れて仕切り、上から見て何があるかひと目でわかるようにします。
必要以上の数を入れないように量も管理しやすくなります。

 

最後に:自分と家族のストレスフリーを探して

自分や家族にとって探しやすく戻しやすい収納を探し続け、1年かけて「一目瞭然」の「探し物なしのスッキリ収納」を実現させた宝生先生。

最後にこんなメッセージをくださいました

「まずはモノを全部出して量を把握しましょう。
そして、これからどんな生活を送りたいのか心の整理をしてみてください。
家族構成や好みの変化によって生活に必要なモノは変わります。
今の生活に必要なものを問いかけながら分別をすると自分や家族に『必要なモノ』『お気に入りのモノ』を大切に選び取れるようになりますよ」

あせらずに自分や家族にとってのストレスフリーで心地いいキッチンを目指してくださいね。