電子レンジや炊飯器。見ないフリの調理家電の汚れ、そろそろお手入れのタイミングです。

すぐにできる調理家電のお手入れ方法をご紹介します!

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毎日使うキッチンはどうしても汚れるもの。


調理家電も例外ではありません。

中が見えない分汚れを見ないふりをしがちで、気づいたら大変な汚れになっていたり!


お掃除のプロ、大津たまみ先生は

「電子レンジや炊飯器など、毎日使う調理家電は『使ったら掃除、汚れたら即掃除!』をルールにしましょう」とアドバイス。


汚れは汚れてすぐのほうが落としやすいものです。

今回は汚れやすい電子レンジ、炊飯器、電気ポットのお手入れを教わります。

電子レンジのお手入れ

調理家電の中でも最も汚れが気になるのが電子レンジ


レンジの中ではなにかが爆発したり液が漏れたりと、毎日事件が起こりがち。


庫内が暗いので気づきにくいですが、肉類の解凍時に出た水分、爆発した魚や卵の残骸、こぼれた煮汁がこびりついて、想像以上に汚れています。


レンジの中のニオイが気になるという方もいらっしゃると思いますが、実はそのニオイの元は落としきれていないこびりついた汚れだそうです。


汚れた後すぐにお手入れをする習慣にすれば、キレイでにおわない電子レンジになります。

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爆発したゆで卵のイメージ(出典:写真AC)

お手入れの方法

汚れたらすぐに拭き取る!


キッチンにノンアルコールのウェットティッシュを常備し、汚れたらすぐに拭き取ります。

汚れは乾いて固まってしまうと落とすのが大変。

汚れたらすぐに拭けるよう手の届くところに置いておくのが理想です。


お弁当についてくるお手ふきやコンビニでもらったお手ふきをストックして使うという方法もありますよ。

時々はそのまま上部や側面も拭いて、きれいなレンジをキープしましょう。


大津先生がノンアルコールのウェットティッシュにこだわる理由は、

アルコールを含んだウェットティッシュは独特のアルコール臭があるためキッチンで使いたくない人が多いこと、

アルコールは揮発する際に手の水分を奪ってしまうので手あれにつながりやすいこと、があります。


アルコールの除菌作用があったほうがいいようにも思いますが、メリットとデメリットを考えるとデメリットのほうが多いため、あえてアルコールを含まない物を勧めているそうです。

こびりついた汚れの落とし方


庫内の汚れはそのままにしておくと冷えて固形化し、落としにくくなります。

そんな時に大津先生が使うのがデニムの切れ端


厚手で凹凸のある形状がお掃除に最適で、大津先生はデニムのパンツを買う際、すそ上げをした時の余り布を必ずもらうそうです。

デニムの切れ端を水で濡らし、レンジの耐熱皿に置いて500Wで3分ほど温めます。

レンジ内に蒸気を発生させて汚れをふやかし、デニム地がさわれる熱さになったら庫内を拭き掃除します。


凹凸のある厚手の生地のおかげで多少固さが残る汚れでもしっかり落とすことができます。

炊飯器のお手入れ

炊飯器のお手入れの基本はバラバラにして丁寧に洗うことです。

ただ、大津先生の経験によると炊飯器がバラバラになることを知らない人も多いそう。


お手入れの方法


取扱説明書を参考にし、外してよい部品を外して中性洗剤で洗います。

特に洗い忘れが多いのが内ブタ。

毎日ごはんを炊く度に汚れるので、頻繁に洗いたい場所です。


おいしいごはんを炊くためにも炊飯器はこまめに洗って清潔に使ってくださいねと大津先生。

電気ポットのお手入れ


冬場に活躍する電気ポットの中には、水あかやカルキなどが溜まりがちです。

ナチュラル洗剤のクエン酸を使って定期的にお手入れをしましょう。



お手入れの方法

電気ポットに水をいっぱいに入れ、クエン酸を入れて沸騰させます。

クエン酸の量は水1Lに対し25g(大さじ約2.5)が目安です。


沸騰後に水を捨て、再び水を入れて沸騰させるのを1~3回ほど繰り返せば完了。

口に入るものだからお手入れはマメに

調理家電がほかの電化製品と異なるのは食べ物を扱う物の汚れだということ。


口に入れるものが直接触れる物なので、安心できる方法で定期的に掃除をして清潔な常態を保ちたいですね。

そのためには、使った後にはすぐにお手入れをするということを習慣づけるのが1番なのだそうです。


少しだけ気をつけてみてくださいね。

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出典:写真AC