アイロンのかけ方を基本から知って、ハンカチをピシッとさせよう

アイロンのかけ方の基本をもう一度


アイロンがけが苦手という人は多いようです。

お掃除と収納のプロ大津たまみ先生は、アイロンはかけ方の基本を知れば誰でもピシッとかけられると言います。

アイロンのかけ方の基本は滑らせる押さえる浮かす、の3種類。

滑らせるのは最も一般的なシワを伸ばすかけ方、押さえるのは上から押し当てて折り目をつけるかけ方、浮かせるのはニット生地の網目や風合いを整えるために蒸気をあてながら浮かせるかけ方です。


今回はハンカチとパンツを使って、滑らせるかけ方と押さえるかけ方を紹介します。

アイロンとアイロン台の選び方も紹介します。


浮かせるかけ方についてはこちらをご参照ください。

アイロン上手は時短上手! ラクにする方法を家事のプロが教えます

Image without a name

出典:写真AC

ハンカチのアイロンのかけ方


いざという時に必要なハンカチはピシッとアイロンがかかったものを用意したいですよね。

きれいに正方形にかけるコツを紹介します。

(1)布の織り目を確認する


アイロンをかける前に布の織り目を確認します。

布には引っ張った時に伸びる方向と伸びない方向があります。

伸びる方向に沿ってアイロンをかけてしまうと布が伸びて台形になったりゆがんだりして美しく仕上がりません。


ハンカチは布の織り目が伸びない方向に沿ってアイロンをかけます。

(2)角にアイロンをかける


最初にハンカチの四隅にアイロンをかけます。

ここにしっかりかけることで角の形が決まり、ゆがんだり崩れたりしにくくなります。

(3)全体にアイロンをかける


布が伸びない方向に沿ってアイロンをかけていきます。

アイロンの先端は左斜め上に向け、11時の方向のまま横に動かします。

コの字を描くようにして、一番下までかけます。

(4)折り目をつける


好みの形に折りたたみ、最後にアイロンをかけます。

輪(折り目の部分)がフチにくるようにすると美しく見えます。

アイロンをかけるとまとまりがよくなり、持ち運びがしやすくなります。


「アイロンをかけた後のハンカチには熱が残るので、使う直前にかけると移動中にヨレたりシワになったりしがちです。時間がある時にまとめてかけておくのがおススメです」と大津先生。

パンツのアイロンのかけ方


美しくプレスしたパンツに仕上げるにはアイロンをかける順番が大切です。

腰まわりのシワを伸ばし、次に脚の部分のシワを伸ばし、最後にプレスして折り目をつけます。

(1)腰まわりのシワを伸ばす


パンツを裏返し、アイロン台にはかせるようにして挿し、ウエストから腰まわりにかけてのシワを伸ばします。

(2)足部分のシワを伸ばす


パンツを表に返し、脚の部分のシワを伸ばします。

テカテカと光らないようにあて布をしてアイロンをかけます。

(3)折り目をプレスする


最後に折り目をつけるためのプレスをします。

あて布をし、体重をかけてしっかりプレスをしていきます。

アイロンとアイロン台の選び方をおさらい


最後に、きれいにアイロンをかけるためにはアイロンやアイロン台の選び方も大切です。

大津先生が選ぶポイントをご紹介します。


アイロンの選び方

大津先生がアイロンを選ぶポイントは「重みがちゃんとあるか」。


アイロンは熱と重さでシワを伸ばすので、軽すぎるとシワが伸びにくくなります。

早くきれいにかけるためにはある程度重みがあるアイロンが良いそうです。


大きさは、シャツ等の細かいパーツをかけることが多ければ面(布に直接当てる金属部分)が小さいもの、シーツ等の大きな物にかけることが多ければ面が広いアイロンを選びます。


コードがあるもの、コードレスのもの、アイロン台がなくても使えるハンディタイプ、ドライ専用のもの、スチーム機能付きなど、さまざまな種類がありますが、重みと大きさ以外は好みで選んで大丈夫だそうです。

Image without a name

出典:写真AC

アイロン台の選び方

きれいにアイロンをかけるために欠かせないのがアイロン台です。


しっかり体重をかけられるように高さと安定性があること、クッション性があることがポイントです。

裏がメッシュであることも大事です。



裏から熱と蒸気を逃がすのでアイロンが早くかかります。

服やアイロン台に水分を残さないので仕上がりも美しくなります。


まずはハンカチにアイロンをかけることから始めてみませんか?