服のたたみ方をもっとコンパクトに!収納もお出かけもスッキリ&スマートにするプロのたたみ方。

服や小物を崩れにくく、まとまりよくたたむ方法

洗濯物をたたむのが苦手という方、今回は子どもの頃折り紙で遊んだ感覚でできる、服のたたみ方をご紹介します。


月に何度も出張があるお掃除のプロ、大津たまみ先生が実践する、コンパクトでまとめやすくてちょっと楽しいたたみ方です。


方法は「はさむ」と「丸める」の2種類。


ハンカチ、Tシャツ、靴下、デニムのパンツなどに応用できます。

毎日の服の収納がスッキリとできるようになるだけでなく、出張や旅行の時に衣類をまとめたり持ち運んだりするのがラクになります。


折り紙をするように、楽しくたたんでみてください。

「はさむ」たたみ方


服のたたみ方の基本は四角を作ること。

そこに「はさむ」を加えるのが、今回の大津先生のたたみ方のポイントです。

 

ハンカチ

ハンカチのたたみ方で基本を紹介します。


ハンカチは2回折って1/4の大きさにすることが多いですが、収納するときにくたっと崩れたり、カバンの中で広がってシワになったりしがちです。

そこに「はさむ」というひと手間をかけると、持ち運んでも崩れず、収納もしやすくなります。


最初に、一番簡単な「はさむ」たたみ方です。

広げたハンカチを縦に三つ折りにします。

裏返して、上から1/3を折ります。

上から折った部分の角をめくり、その下に残りの1/3をはさみこみます。

クリアファイルに紙をはさむようなイメージです。

これだけで、まとまって、広がりにくいハンカチになりました。

もうひとつの「はさむ」たたみ方もご紹介します。


同じように縦に三つ折りにします。

今度は裏返さずにそのまま1/3を折り、端を持ち上げて開いておきます。

袋の口を開けているような状態です。

その中にもう片方の端を入れ込んでいきます。

これでもうひとつの「はさむ」たたみ方の完成です。

こちらは先ほどよりも、さらにばらけにくいたたみ方になっています。

Tシャツ

このたたみ方をTシャツにも応用することができます。

Tシャツの身頃を左右から1/3ずつ折って、長方形を作ります。

裾側の1/3を折り上げ、持ち上げて袋状にします。

裾の中に襟の部分を入れていきます。

正方形のTシャツになりました。


これで、持ち運んだり、クローゼットにしまっている時にばらけることがなくなります。

旅行やお出かけの時の荷造りもラクになり、荷物もコンパクトになりますよ。

靴下

「はさむ」たたみ方は靴下にも応用できます。

特に丈が短めの靴下はバラバラになったり迷子になったりしがち。

このたたみ方をすれば、コンパクト且つスマートにまとめられます。


靴下の口のゴム部分が伸びにくく、靴下の状態チェックもできるのでおススメです。

通常は「く」の字の状態になっている靴下を横に広げて平らにします。

かかと部分も広げて、下に折ります。

この時に、かかとがすり減りすぎていないか、透けていないかなど状態をチェックしましょう。

かかと部分を重ねて十字にします。

下になっている方の靴下のつまさきを折ります。

はき口を折って重ねます。余った部分は手前に折り返します。

もう片方のつま先を折り上げます。

はき口の部分を折り下げて、余った部分を筒状になっているすき間にはさみこみます。

はき口を広げないのでゴムが伸びず、靴下が傷みません。


正方形になるので収納がしやすく、ずらりと並べるとスッキリと整って見えます。

途中でバラバラになって片方が行方不明になることもありませんし、見た目もかわいらしいので、たたむのが楽しくなります。

デニムのパンツ


かさばるデニムのパンツを収納する時も「はさむ」たたみ方をするとスマートにしまえます。

ファスナーを締め、ボタンをかけます。

前側が外、お尻の部分が内側になるように半分に折ります。

裾を1/4くらい上に折り上げます。

ウエスト部分を1/4くらい、折り上げた裾のあたりまで折ります。

ウエスト部分を持ち上げて筒状の空間を作ります。

その中に、裾の部分をはさみ込んでいきます。

これであまりシワにならず、収納の場所も取らず、取り出すときもバラけにくくなりました。

「丸める」たたみ方


もう一つのたたみ方が、「丸める」。

特にデニムのパンツなど、かさばる衣類を持ち運ぶ時におすすめです。

パンツのファスナーを締め、ボタンをかけます。

ウエストの部分を8センチほど外側にぐるりと折り返します。

ファスナーのある部分を内側にして、半分に折ります。

飛び出ている部分を折り、長方形にします。

下からクルクルと巻き上げていきます。

巻き上がったら、折ってあったウエストの部分を元に戻すようにひっくり返して、丸めた上からかぶせていきます。

ちょっと力を入れて、下までぐるっと覆いかぶせるようにします。

返し終わりました。


コンパクトになり、持ち運びやすくなります。

シワになりにくい、生地が丈夫なパンツ類を旅行等で持ち運ぶ際は、この丸める方法を使うと便利です。

出張の達人が愛用するシャワーキャップ


最後に、出張の達人大津たまみ先生ならではの方法をご紹介します。


ホテルのアメニティの「シャワーキャップ」が実は衣類の仕分けにとても便利なのだそう。

衣類をシャワーキャップに入れれば、キュッとまとまるので持ち運びがラクになります。

旅先で出た洗濯物もまとめて入れられます。

風呂敷で包むのにも似ています。

洗濯ネットなどを持ち運ぶより手間もスペースも省けますし、ゴムがついているので服に合わせて、よりコンパクトになります。


家族旅行の際に服をひとり分ずつまとめたり、小さなお子さんの衣類を持ち歩いたりする際にも重宝します。


ホテルで使ったシャワーキャップもリユースしてみてはいかがでしょう。