古くなったタオルは掃除に使おう

掃除や片付けのプロだけが知っている家事のワザって知りたくありませんか?
プロじゃない私たちでも真似できる家事のテクニックやアイデアを、日本清掃収納協会のみなさんに教わります。

今回は掃除のプロ、稲村 美由起(いなむら みゆき)先生の「古タオルの徹底活用方法」です。

ペラペラでガサガサになったフェイスタオル。
使い心地が悪くても、捨てるタイミングを逃して使い続けていませんか?
稲村先生はそんな古くなったタオルを思い切って小さく切って、使い捨ての掃除道具にしています。

「古くなったタオルを雑巾にする方は多いのですが、その雑巾が使われずに積まれたままのことも多いんです。まだ使えるかなと迷いながらガサガサのタオルを使うより、新しいタオルに替えて、古くなったタオルを別の方法で使ったほうが良いと思うんです」

先生のタオルの活用テクニックをご紹介します。

 

手のひらサイズに切ったら使いやすかった!

稲村先生はフェイスタオルが薄くなったり表面がガサガサしてきたりしたら、1/2、1/4、1/8と裁ちばさみで半分の大きさに切っていき、約10cm四方の手のひらサイズのタオルを32枚作ります

切ったタオルはキッチンのコンロ横の引き出しにストックし、油汚れなどが多いキッチンの掃除に使います。

稲村先生の古タオルの主な活用方法を3つご紹介します。

 

(1)食器や調理器具の油汚れに

一番活躍するのが食器洗いの前処理です。

ミートソースを作ったりして油でベタベタの鍋。
いきなりスポンジで洗ってしまうとスポンジが油でギトギトになり、汚れも落ちにくく、2度洗いしたりスポンジを洗い直したりとかなり手間がかかります。

そこで、まずは切ったタオルで汚れを拭き取ります。

1枚で大方の汚れが取れました。
それでも汚れが残る時は一度鍋に水をはって汚れと馴染ませ、流した後に別のタオルで拭き取ります。
汚れたタオルはゴミ箱へ。

その後スポンジでいつも通りに洗えば、汚れがすぐに落ちます。

「油汚れをスポンジで洗うと、スポンジに汚れが移って衛生的ではありませんよね。泡立ちも悪く、スポンジも早くダメになります。先に拭き取っておけば軽く洗うだけでよいのでラクです。洗剤や水、時間も節約できます。使い終わったタオルだと思えば使い捨てにしても罪悪感はありませんし、エコです」と稲村先生。

 

(2)コンロの上やコンロ横の壁、調理台の油汚れに

調理中に飛んだ油や調味料も切った古タオルでササっとお掃除。

コンロの天板の汚れを拭いたり。

コンロ脇の壁に飛んだ汚れを拭いたり。

汚れを早く落とした方が掃除はラクになるので、見つけ次第タオルで拭き取ります。

 

(3)使用済み油の処理に

揚げ油の処理にも活躍します。

数枚を袋に入れ、上から油を注いで吸収させます。袋の口を縛れば面倒な油の処理が完了です。
ベタベタせずに手軽です。

 

スタッフも早速使ってみました!

稲村先生の古タオル活用テクに心奪われたのがスタッフの加藤。
実際に家で使ってみました。

(左上から時計回りに)グリル調理器、窓のサッシ、洗濯パン、引き戸のレール

掃除をしたのは主に4か所。

グリル調理器の油汚れ、窓のサッシのレールについた泥やホコリ、引き戸のレールに詰まった汚れ、洗濯パンです。

通常ウェットティッシュやキッチンペーパーを使っているこれらの場所の掃除がとてもラクだったと、加藤は言います。

「油汚れ、砂ボコリの汚れ、どろりとした汚れ、カビ汚れ等は掃除もイヤですし、掃除後の汚れた雑巾を洗うのもイヤでした。汚れた雑巾で拭いてキレイになっているのかも疑問でした。このタオルなら掃除の後に気軽にポイっと捨てられるので、しっかり掃除ができるし、掃除中のストレスも減ってとても良かったです」

さらに、タオル地だから丈夫で汚れがしっかり取れることも発見。

「いつも掃除しているドアの溝を拭いたら、これまで落ちなかった汚れが取れて、すごくキレイになりました!」と感動。

ウェットティッシュやキッチンペーパーを何枚も使わないとキレイにならなかった場所が、小さな古タオル数枚で掃除が終わるようになったことで、ウェットシートの消費量も減り、シートのストックも減らせて収納スペースも空いたそう。

「ゴミも減っていいことだらけです。我が家のお掃除の定番にします!」とニコニコの加藤でした。

 

自分にとって一番心地よい使い方を探しませんか

出典:写真AC

稲村先生は、この古タオル活用方法の利点がまだ他にもあると教えてくれました。

古タオルを使うことは廃物利用なので、キッチンペーパー等を使うよりエコで経済的です。
タオルは収納場所を占領しがちですが、切って掃除に使うことでタオルの循環が早くなり、収納スペースを空けることができます。
いただき物など、好みに合わずに使わないままだったタオルも、掃除道具にすることで気持ちよく使い切ることができます。

前述のスタッフ加藤もこれを実感。
「まだ使えるものを捨てることはなかなかできませんよね。使わないかもしれないけどもったいなくて捨てられず、とりあえず取っておいたタオルがありましたが、この方法で使い切れてよかったです。収納スペースも空いて嬉しいです」

そして、なによりも新しいタオルのふわふわの使い心地を日々楽しめるようになります。

いいことだらけの古タオル活用テクニック、みなさんも生活に取り入れてみませんか?