出典:Unsplash

本が本棚からあふれ出てしまう…。
読書家さんのご家庭ではよくある光景です。

自分の本だけではなく家族の本も一緒になって、
「本棚に突っ込んだだけの状態になっているご家庭をたくさん見ましたよ」と、収納のプロの大津たまみ先生は言います。

読書家さんも納得の本棚をスッキリと見せる整理のコツは本の分け方にありました。
大津先生に整理方法を伺いました。

 

全部出して、3つに分ける

本棚にぎゅうぎゅうに積み込まれて、時には本棚の外にまであふれ出してしまうたくさんの本たち。
どの本を残すのか、基準があいまいなために起こってしまいます。
まずは全部一緒になった本棚の本を取り出し、以下の3つに分けます。

  • 本の3つの分け方
  • 雑誌
  • 思い出の本

本は実用書、小説、絵本など、あらゆるものを含みます。
その中から、自分がずっと大切にしたい本を「思い出の本」として分類します。

大津先生は「本は情報です。時間が経った情報には役に立たないものもあります。そういうものは手放して、新しい情報を入れていくほうがいいですよね」と言います。
一方で、手放しがたい本については「頻繁に読み返さなくても手元に置いておきたいというような、思い入れがある本はもう情報ではなく『思い出』です。ムリに処分するのではなく、思い出の品として扱い、大切に保管していきましょう」とのこと。

自分の基準で本を分けてみましょう。

 

手放す基準を作って、定期的に見返す

整理した本。左から「思い出の本」、「本」、「雑誌」

所有している本が情報であれ、思い出であれ、すべての本は期限をつけて定期的に見直し、手放すかどうかチェックすることが大切です。

本を手放す基準として、大津先生は次のように提案します。

●雑誌⇒3ヶ月経ったものは処分
雑誌に載っているのは“情報”。季節や年によってどんどん変わります。
古い情報は手放し、新しいものを入れましょう。
必要な情報は切り取ってスクラップをしましょう。

●本⇒半年から1年経ったもので、読んでいないもの、読み返していないものを処分
読み返さないけどずっととって置きたい本は「思い出の本」に移動させます。

●思い出の本⇒1年に1度見返し、もう手元に置かなくてもいいな、興味がなくなったなと思ったものを処分

迷った本は「迷い本」としてまとめておき、次の見返しのタイミングで、残すか手放すかを決めるといいでしょう。

また、「思い出の本」も日が経つと手放してもいいかも、と思えるタイミングがあるそう。
風を入れるためにも、1年に1度は見返す日を作りましょう。

 

並べ方にひと工夫で見た目スッキリ

整理した本は本棚に戻す時にひと工夫をすると見栄えが良くなります。

高さを揃える、ジャンルごとにまとめて並べるなど、自分で見やすい並べ方にしてみましょう。
市販のインデックスカードを使ってジャンルや作家、家族別に区切りをつけてみると、小さな図書館のようになって面白いですよ。

その時に、背表紙の位置が前に揃っていると本のジャンルがバラバラでもスッキリと見えます

そこで役に立つのが使い終わったティッシュの箱です。

本と本棚の背の間に置くと、本が奥に入りこむのを防ぐだけでなく、奥にたまりがちなホコリを受けてくれます。定期的に取り出してホコリを払いましょう。

雑誌は自立しないものが多いので、ファイルボックスなどに入れてから本棚に戻しましょう。
処分する時にもラクになります。

ピシっと揃った本棚は気持ちがいいですね。

これで、本の整理は完了です。

 

収納のプロの本との付き合い方

出典:Unsplash

大津先生は服やアクセサリー等もレンタルサービスを利用してミニマムな暮らしを楽しんでいるそうです。本もずいぶん前から図書館を使い、気にいった本だけ購入しているとか。

「基本的に買った本はリサイクルしていますが、自分の人生に影響を与えてくれた本など、どうしても手元に残したい本はぼろぼろになっても取ってあります。思い入れがありますし今でも時々読み返しています。すべてを手放す必要はなく、自分にとって大切なものは残していいんです。自分に心地よい基準を見つけてくださいね」