気づくとストック品があふれている現実

食料品、日用品、洗剤。
買い置きが増えて収納場所がパンパンになっていませんか?

限られたスペースを活かして、ムダにならないストック品の収納方法、買い置きの方法を、収納のプロ、大津たまみ先生に教わります。

 

どうしてストック品が増えるの?

ゴチャゴチャのストック置き場

大津先生はこれまで経験した10,000軒以上の掃除と片づけの現場から、こう言います。

「『まとめて買えば安いから』とか『お買い得だったから』という理由でストック品を持たれていらっしゃる方が多くいらっしゃいます。明らかに多すぎる、一生かかっても使いきれない量の物があったお宅も少なくありません」

ストック品があふれる原因は、明らかに“買いすぎ”なのだそうです。

置き場所よりも多く買いすぎてしまうケース。
または、置き場所が日常的に目に付きにくい場所にあるため、買ってあることに気づかずに新しく買ってしまい、増えてしまうケースがあるといいます。
特に食品などは賞味期限が切れて処分、というもったいないことにもなりかねません。

本当にストック品として持たなければいけないのか、一度考えてみませんか?」と大津さんは提唱します。

ストック品をムダなく効率的に使うために、3つのポイントで見直してみましょう。

 

ポイント1 ストックする量を決める

大津「ストック品は一定の量だけを持つようにしましょう。
棚の1段、引き出しの1杯など、入れる量を決めておき、ここからあふれないようにしましょう」

 

「ローリングストック法」を取り入れてみて

「ローリングストック法」という言葉をご存知ですか?

提供:写真AC

災害時には1週間分の食料の備蓄が必要といわれています。
それらを日常の買い置きの中に取り込んでストックする方法です。
普段食べている冷凍食品やレトルト等、買い置きができるものを少し多めにストックし、定期的(1ヶ月に1~2度)に食べたり使ったりして、なくなった分を順次補充し、常に家庭の中に一定量を蓄えておきます。

いざという時に非常食の賞味期限が切れていた、食べ方や使い方がわからなかったということも防げます。

 

ポイント2 入れ方を工夫して期限切れを防ぐ

特に食品等は賞味期限が切れてから気付く、ということがおこりやすいです。

大津「収納する時に賞味期限がひと目で分かるように入れましょう。日付が書かれている部分を上に出して入れたり、シールやマスキングテープに書いて貼るのもいいですね」

レトルト食品などはパウチ自体に賞味期限や作り方が書いてあるものも多いです。省スペースのために、箱を処分してしまうのもおすすめだそうです。

 

ポイント3 見やすく、取りやすい場所に収納する

ストック品が毎日の生活導線の中にない場合、買い置いてあることを忘れて新しく買ってきてしまう、ということが発生しがちです。

これを避けるためには、使う場所の近くにストックするのがいいそうです。

食品はキッチンの棚や引き出しの中、洗剤などの日用品は洗面台の下や洗濯機の近くなど、ストック品を使う場所の近くの収納場所に置きましょう。
必要な時にすぐに使えますし、目につくので在庫が確認がしやすいです。必要以上に買うことも避けられます。

大きな収納棚にまとめてしまう時は、取り出しやすい場所に収納してあることも重要です。

 

てきぱきスペースを活かそう

大津先生が「てきぱきスペース」と呼ぶ高さがあります。

「人間工学的に、人が一番物を取りやすかったり、目にしやすかったりするのが、床から75cmから135cmの間の60cmなんです。ここを私たちは“てきぱきスペース”と呼んでいます。このあたりに、普段よく使うストック品を置くといいですよ」とのこと。

なお、てきぱきスペースよりも低い位置には、食用油や飲料水などの重いものを、ここよりも高い位置にはラップやキッチンペーパーなどの軽いものを置くといいそうです。

 

もらい物こそ早く使い切る

提供:写真AC

ストック品の中には、意外にいただき物が紛れていることが多いそうです。
友人知人や家族からのものが手付かずで居心地が悪そうにずっと置いてある家庭も多かったそうです。

もらい物こそ早めに使うことを意識してください。」と大津さんは言います。

「いただいた物は、そもそもあなたが欲しくて家の中に入ってきた物とは違います。使用して(食べて)合わなければ手放していきましょう。ストック品で賞味期限切れになっている物はもらい物のことが多くあります。すぐに使用するように習慣づけましょう。」

この機会にみなさんもストック品の見直しをしてみませんか?