エアコン掃除はしたのに送風がカビ臭い

出典:写真AC

エアコンを使っている最中にカビ臭さを感じたことはありませんか?
空気中のカビは目に見えないだけに怖いですよね。

ハウスクリーニングのプロ、大津たまみ先生によると家庭でのエアコン掃除には限界があるそうです。

構造上、エアコンは本体の奥でカビが発生します。そこはご家庭のお掃除でも掃除機能付きのエアコンでも取り除きにくい場所なんです

一番良いのはプロの清掃業者に依頼すること、と前置きした上で、
「予防する方法はいくつかあります。まずはそれを実践してみてください」とアドバイス。
今回はエアコンのカビ臭さを軽くするお掃除方法を教わります。

 

カビ臭さはエアコンの宿命!?

エアコンのカビ臭の原因はフィルターを取った先に見える「アルミフィン」やそのさらに奥です。

 

細かいスリット状の部分がアルミフィンです

エアコンの機内は年中冷やされたり温められたりを繰り返すため、結露ができ、カビが発生しやすくなっています。

夏は湿度が高い室内を冷やすため、エアコンも冷やされて湿気が結露となりカビに。
冬は室内を暖めた後、停止した後に中の空気も冷やされて結露となりカビに。
特に加湿器を使っている家庭ではより発生しやすいです。

このカビがエアコンを稼動させる度に部屋中に舞うというわけです。

アルミフィンは掃除がしづらく、専門業者でないと取り外しもできません。
大津先生も家庭でできる掃除方法を探して試行錯誤しましたが、きっちり取り除くのはプロ用の洗浄機を使わないと難しいという結果になったそうです。

 

プロのエアコン掃除は何が違う?

プロと家庭のエアコン掃除はどう違うのでしょう?
お掃除のプロの方法は以下の通りです。

プロによるエアコン洗浄の様子(イメージ) 出典:写真AC

1)分解する

2)ホコリを除去する

3)高圧洗浄機とアルカリ性の専用洗剤で内部を洗浄する

4)高圧洗浄機と酸性の中和剤ですすぐ

5)拭き上げる

6)カビ予防材を塗布する

 

「3・4・5は清掃業者でないとできません。でもホコリの除去とカビ予防をしっかり行えば、撒き散らされるカビの量を減らすことはできます」と大津先生。

 

家庭でできるエアコン掃除

1.フィルターのホコリを除く

まずはエアコンを開けてフィルターを外します。
ホコリが落ちてくる可能性があるので、必ずマスクをして作業をしましょう。

フィルターは、最初に刷毛と掃除機でホコリ汚れを吸い取ってから水で洗います。
特にリビングのエアコンはキッチンからの油汚れとホコリで家の中でも一番汚れていますので、洗剤を使ってしっかり落としてください。

※フィルターの取り外し方法やお手入れ方法は、お使いのエアコンの取り扱い説明書をご確認ください。

2.本体のホコリを除く

続いてハケと掃除機を使ってアルミフィンの上にあるホコリをできるだけ取り除きます。
スリットにホコリが溜まると風を通しにくくなります。
また、稼働の度に冷やされたり温められたりするのでカビも繁殖しやすく、室内にホコリとカビの胞子が一緒に舞うことになります。

取り終わったら、フィルターを戻し、カバーをかぶせます。

 

3.吹き出し口にカビ予防を

最後に吹き出し口やルーバー部分のカビを除去し、予防します。

菜箸に布(綿がおすすめです)を巻きつけ、除菌用の消毒エタノールを浸して奥までしっかり差し込み、まんべんなくゴシゴシと塗布します。

ルーバーのカビ掃除の方法はこちらも参考にしてください。
⇒ 住まいのカビ予防!快適に過ごすためのお掃除&片づけのコツ

 

どうしても気になる時はプロの手を借りて

大津先生によると、エアコン掃除に適した季節は、フル稼働させる夏になる前の春か、使い終わったホコリを除去するための秋がおすすめ

ただし、完璧にキレイにしたいと思ったらやはりプロに頼むのが1番だそう。
目安として以下の3点をチェックしてみてください。

□ルーバーの中にカビが発生していないか

□アルミフィンを覗いて黒ずんでいないか(黒ずみはカビです)

□異臭がしないか

 

特に下の2点が当てはまったら、機内にカビが発生している可能性大です。
家族の健康を守るという点では、ご自分でできる掃除をしつつ、プロの手を借りることも考えてみてもいいかもしれませんね。